「私は君を泣かせたい」の感想とあらすじ
女子高生・相沢羊は、優等生の仮面を被っていました。
幸いなことにいい子でいることも勉強も嫌いじゃない彼女は人当たりが良く、クラスメイトや教師からのイメージも良好でした。
ただそれには、ゲームのようなものでポイントとして返ってくるという羊の割り切りもありました。
でも一方で、四六時中優等生を演じることで疲れることは避けられません。
そんなときは、放課後ちょっと廃れた映画館でのんびりと過ごします。
映画研究部部長らしい趣味です。
ある日、いつものように映画館でひとりの時間を満喫していた羊は、偶然そこへ入ってきたクラスメイト・虎島ハナと遭遇します。
「おっちゃん、コレどこ座ってもいいの?」
彼女はセーラー服の上からスカジャンを羽織り、ロングスカートを履いた、羊としては絶対に関わりたくないヤンキーな女子高生です。
自分に気付かないようにと念じていた羊ですが、ふとハナに目を向けると、何と水鳥拳、大粒の涙を流しているではあーりませんか!
羊は思わず、映画よりも彼女の綺麗な泣き顔に見惚れてしまいます。
感極まって中々帰らないハナにシビレを切らし、羊は返さなくていいからとハンカチを手渡し帰宅します。
翌日、部室に綺麗にしたハンカチと入部届を手にハナが映画研究部にやってきます。
仮面優等生と涙脆い不良少女の交流はこうして始まりました。
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